2016年12月17日

一番伝えたかったこと

先日12/11は、長岡京市で国民文化祭に出演し、無事にベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を弾かせて頂きました。

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お世話になりました指揮の山本貴嗣さん、コンマスの増永花恵さん、長岡京市民管弦楽団を始めとする国文祭記念オーケストラの皆さんには言葉では言い尽くせない程感謝しています。

実際、先日弾ききった実感を、なかなか文章にできない日々でした。
もしかしたら一番、余韻に浸っているのかもしれません。


こんな幻想的で静かな情熱と温かく瑞々しい1楽章は、常に恐怖心との闘いでした。荘厳さより柔らかく、音楽としての構造を意識するよりも深い思考からこぼれてくるものが音楽になって、こんな謙虚で距離を置いた音楽は、まるで人の抱える脆さ、弱さを含んでいるようで、神様への敬いと恐れと祈りに通ずるようなパッセージ達は、どれだけ練習しても、用意した表現ではまるで太刀打ちできない崇高なもので、表現者として一期一会の音楽の瞬間という本当の意味での音楽時間を自分は生きている感覚に包まれました。



2楽章は、これを「復讐の女神たちをやわらげるオルペウス」とリストが語ったように、まるで本当にオルペウスの物語のような、ただただ救済を求めるようでした。



3楽章は、活きる歓びがやっと声高に表現できる解放感があって、とっても爽快でした。やっと、私弾いてる!って思いました(^^;;


この気持ちを、2回目の共演になるオーケストラの皆さんと共有できたことは、この上ない幸せでした。他の協奏曲のように、「ここはこう弾くからね」とは言えなくて、前から押し寄せてきた音の機微を察してください、、、とまるで突き放したような言い方しか出来なかったことは少しだけ反省しています。この「機微を察してください」は何十回も言いました。察する為には実はたくさんの用意が必要で、それを今回、オーケストラの皆さんと一緒に体現出来たとしたら、それは私の一番の喜びです。私は普段、察することがライフワークのようなもので、そう言えるようになるまで長い年月がかかりました。本番、皆さんの「何としても察するぞー」という集中力がガンガン伝わりました。この室内楽みたいなバランスの難しい曲を、真正面から立ち向かわせて頂けたのは、オーケストラの皆さんの温かな優しさだと思っています。
本当にありがとうございました。

この曲が、これからの音楽人生の支えになる大事なレパートリーになりました。
怖くて仕方なかったけど、アドヴァイス下さった親愛なるピアニストや、支えてくれた家族、友人にも心から感謝しています。

早く写真出来あがらないかなー。
私は全然持ってないので、持っている方ぜひメッセージください♪


次の日から全然違う曲を弾いて、本番して、また別の曲の恐怖と向き合っていますが、
これを乗り切ったんだから大丈夫。と思えるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番でした♪

実は、あと約2週間後に別のピアノ協奏曲をオーケストラと共演させて頂きます。


次にお知らせ致しますので、よろしくお願い致します⭐️

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posted by ericachan98 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする